「ブラックリストに載る」という言葉を聞いたことがあると思います。しかし実際にブラックリストというものがあるわけでなありません。過去にカード決済を利用して、なんらかの金融事故を起こした場合個人の信用情報に履歴として残るだけです。クレジットヒストリーとして、過去に利用したカード決済の記録はすべて残されており、その情報をもとに他の金融機関が住宅ローンの融資の判定に使ったり、クレジットカード会社が新たにカードの発行の審査に使ったりしています。
この信用情報というのは、本人であれば見ることができるようになっており、ローンの審査やカードの申し込みの前に事前にチェックすることが可能です。「CIC」、「JICC」、「JBA」の3つの情報機関が日本国内では利用されており、一番よく使われているのはCICです。CICはクレジットカード会社は信販会社が利用することが多く、個人で見たい場合はパソコンやスマートフォンで簡単に請求することができます。手数料は1000円でカード決済のみ可能です。
JICCはスマートフォン用のアプリで見ることができますが、本人確認のために必要書類の撮影が必要になってきます。手数料の支払いはカード以外にコンビニ支払いや振り込みなども対応しています。JBAの場合は郵送のみで開示することができ、必要な書類を用意して信用情報センターに送るだけです。もし金融機関で融資の相談をしてもなかなか審査に通らない場合は、一度信用情報を開示してみるといいでしょう。